米ホワイトハウスで24日、トランプ大統領(以下トランプ)と中国の習近平国家主席(以下習近平)が会談し、安全保障をはじめ人工知能(AI)や通商など多くの問題について議論が交わされた。
5月に北京で行われた米中首脳会談の後も、両国は密接に意見交換しており、以前よりも確実に両者の距離間は狭まってきているといえる。こうした首脳会談の前には両国の政府役人が何度も協議を重ねて内容を詰めるが、今回もかなり細部まで話しあったようだ。
ただ確実に言えるのは、米国という世界トップの国家から迎えられた中国指導者というイメージを印象づけようとしている姿が習近平にあり、米中は対等であるという姿を世界に見せつけたかったようだ。その中でも先端技術、特にAIの覇権争いと、拡大する地政学的な影響力において、両国は共に譲歩するつもりはないようで、今後も熾烈な競争が続いていくと思われる。
5月の会談後に発表された米中の「貿易委員会」がすでに始動しており、中国からのリスクの低い、機密性の低い商品と、米国からのエネルギー、農作物、また医療機器の貿易を円滑化させるための取り組みが始まっている。両政府は農業を成長の有望分野として重視しており、今回は半導体輸出規制などの議題は論じられたなかったという。