変わる常識

時代と共に、これまで世間に流布していた常識が変わっていくことがある。

たとえば、『酒は百薬の長』という言葉。昔から適量の酒は心身によい影響を与えると考えられてきた。日々のストレスを緩和し、血行を促進して食欲を増進させるとも言われてきた。

国税庁のHPにも、「飲酒は、精神のストレスを和らげ、血行を促進し食欲を増進するなど健康を守るうえで、一定の効果を生むものと考えられます」との記述があった。だが今年3月、この一文が削除された。というのも、内閣府食品安全委員会の食品安全モニターがこの記載に訂正要求を突きつけたからだ。 

それは現在の科学的知見によると、アルコールに適量が存在するわけではなく、飲酒の量が多いほど大腸がんや乳がんなどのリスクが上がることが証明されはじめてきたためだ。がん予防の観点からは「安全な飲酒量は存在しない」との見方が主流になってきており、世界保健機関(WHO)なども「お酒に安全な量(適量)はない」という厳しい姿勢をとっている。

また国立がん研究センターは今年6月、「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」の第3版を刷新し、飲酒に関する推奨度をこれまでの「節酒(ほどほどに)」から「飲酒を控える」へと厳格化させている。

がん予防の観点において「安全な飲酒量は存在しない」との考え方に変わってきたのである。”飲んべえ”のみなさんはどう思われるだろうか。

またしても北朝鮮の弾道ミサイル

北朝鮮が10月12日、またしても戦術弾道ミサイル(少なくとも2発)を日本海に向けて発射した。「またか」というのが正直な反応だが、ミサイルが韓国や日本の領土に着弾していれば大問題だが、今回も日本海に落ちているので、両国はいつものように大きく騒ぎ立てるわけでもなく静観している。

2発のうち1発は900キロ以上も飛んでいる。もう1発の飛行距離は約220キロ。北朝鮮がミサイル発射を繰り返すのは、韓国や米国、さらに関連国に対する威嚇だけでなく、米韓の結束の切り離し(デカップリング)、対米交渉力の獲得、さらには日米韓のミサイル防衛網の突破が狙いであるといわれている。

ただ金正恩委員長の究極的な目的は、本人も述べているように、南北朝鮮の平和統一などではなく、韓国を「永遠の敵」と宣言しているとおり、韓国を「永久に排除する」ことであると思われる。韓国の同胞に対する愛着などは一切みられず、冷酷に突っぱねているところが金委員長らしい。

金委員長は今後、核弾頭の生産を加速させて幅広い運搬システムも構築していく予定であるという。軍事力増強が流れに乗ると、人間の性(さが)として「機会があれば使ってみたい」という流れになるはずなので、暴発して極東アジアで戦争が起きないことを祈りたい。

外せないモノ

私はほぼ毎日のようにカフェでコーヒーを飲む。スターバックスのようなチェーン展開している店にいく時もあるし、独立店舗の喫茶店もある。今日は自宅から歩いて数分のところにあるカフェに来ている。

以前、このブログで紹介したお気に入りのカフェのすぐ横に違うカフェがあり、今日はそちらに来ている(写真)。

カフェにいった時はパソコンを持っていくので、仕事をする時もあればネットサーフィンでさまざまなサイトを閲覧する時もある。こちらも店の人とは顔見知りなので、くつろげる場所になっている。

以前にも当ブログで記したと思うが、私の母親(故人)が東京中野で喫茶店をしていたので、コーヒーを飲みながら本を読んだり、パソコンをいじったり、人と話をするということが私にとっては何よりの愉楽であり悦楽になっている。

カフェがない場所に住まなくてはいけないという状況は、「哀切を極める」と言っては少し大袈裟だが、大変悲しまなくてはいけないことなので、引っ越しをすることになったら、優先事項としてカフェが入ってくるかと思う。

トランプ裸像

A golden statue of a naked Trump with a golf club surprises the European  Parliament
Photo courtesy of Reuters

フランスのストラスブールにある欧州議会ビルにいま、ドナルド・トランプ米大統領の裸像が展示されている。デンマークのアーティスト、イェンス・ガルシオット氏の作品で、題名は「不正義の王」。

像の横には「私は男性の肩の上に座っている。彼を助けるためなら何でもする。彼の肩から降りること以外は」と書かれたカードが置かれている。いかにもトランプ氏が言いそうなセリフである。

ガルシオット氏はトランプ氏こそが各国の気候変動対策を妨害してきた人物であると主張。トランプ批判の作品を制作したという。

「こちらのかた、大丈夫ですか」

今朝、仕事場にいく電車の中で、前の座席にいた50歳前後に見える男性があまりにも疲れた様子なので、思わず「大丈夫ですか」と声をかけたくなった。月曜日の朝なので、週末の疲れが出ているのかもしれないが、これから仕事をするにはあまりにも力が抜けてグターとした姿態なので、まったく知らない人だったが心配になった。

今年3月、ギャラップ社が発表した「仕事への熱意」という調査で、日本は世界139カ国中、最下位であったことを思いだした。同調査では仕事に熱意を持って働く日本人はわずか6%しかいないということなので、当時「日本人よ、このていたらくはいったい何だ」と口にしたのを思いだした。本当に6%という数字なのかはいささか疑問であるが、確かに電車に乗っていて疲れた表情の人が多いのは事実である。

元気がないことと仕事への熱意は違うが、やる気が漲っている人は表情や身のこなしにも自然に出るもので、グタッとした人がバリバリと仕事をし、部下をぐいぐい引っ張っていくとは思えない。通勤時、「これから楽しい仕事が待っている」と思っている人が少ないということは、日本社会全体にとって決してプラスではない。

ただ、元気がない割には日本経済は企業の高い設備投資意欲やAI・半導体関連の需要、底堅い個人消費など、決して悪くはない。仕事への熱意が最下位であるのに対し、経済は数字上ではトップクラスを維持しているので不思議だ。社会は安定し、戦争にも加担せず、平和が保たれている。多くの人がもう少し仕事を楽しめればいうことはないのだが・・・。