北朝鮮が10月12日、またしても戦術弾道ミサイル(少なくとも2発)を日本海に向けて発射した。「またか」というのが正直な反応だが、ミサイルが韓国や日本の領土に着弾していれば大問題だが、今回も日本海に落ちているので、両国はいつものように大きく騒ぎ立てるわけでもなく静観している。
2発のうち1発は900キロ以上も飛んでいる。もう1発の飛行距離は約220キロ。北朝鮮がミサイル発射を繰り返すのは、韓国や米国、さらに関連国に対する威嚇だけでなく、米韓の結束の切り離し(デカップリング)、対米交渉力の獲得、さらには日米韓のミサイル防衛網の突破が狙いであるといわれている。
ただ金正恩委員長の究極的な目的は、本人も述べているように、南北朝鮮の平和統一などではなく、韓国を「永遠の敵」と宣言しているとおり、韓国を「永久に排除する」ことであると思われる。韓国の同胞に対する愛着などは一切みられず、冷酷に突っぱねているところが金委員長らしい。
金委員長は今後、核弾頭の生産を加速させて幅広い運搬システムも構築していく予定であるという。軍事力増強が流れに乗ると、人間の性(さが)として「機会があれば使ってみたい」という流れになるはずなので、暴発して極東アジアで戦争が起きないことを祈りたい。
