リーディング・グラス

いつ頃からだろうか。リーディング・グラス(老眼鏡)をかけるようになったのは・・・。

遠くのものが見えづらくなって眼鏡をかけ始めたのは高校時代である。それからコンタクトレンズを入れるようになり、何十年も大きな問題はなかった。そのうちに近くのものが見えづらくなってきて老眼鏡をかけるようになった。オジジになった証拠である。以来、2種類の眼鏡をかけている。

実は私がまだアメリカにいた頃、レイシック(LASIK)という視力矯正手術を受けたことがある。2000年のことである。以後、しばらくは眼鏡がいらない日々が続いた。しかし、レイシックの手術をする時、医師から「視力は少しずつ悪くなるかもしれません」ということは言われていたので、覚悟はしていた。その通りになり、今は遠くを見るときも近くのものを見るときも眼鏡が必要である。

来年70歳を迎えるので、「これが歳をとるということなのか」と思っているが、やはり若い時のように近くも遠くも裸眼で対応できるのがベストであることはいうまでもない。ただ、近年は視力を落とさないための医療技術や近視抑制法が飛躍的に進歩しているので、また新しい技術・治療法をトライしてもいいかなとも思っている。

全米で反トランプデモ

11月3日に実施される米中間選挙を前に、全米の約3000カ所で17日、反トランプ集会が開かれた。トランプ大統領(以下トランプ)のような指導者はいらないとする抗議行動で、「No Kings(王はいらない)」と書かれたプラカードを掲げて全米中で多くの人が集まった。

(Photo courtesy of Capital News Service)

これだけ大規模なデモが行われても、トランプの大統領としての任期は2029年1月20日まで安泰なので、トランプ自身は痛くも痒くもないはずで、「好き勝手にやってろ」という心持ちでいるのだろうと思う。ただ、中間選挙では共和党議員が議席を失う可能性が高いため、今後トランプの推し進める法案が議会で否決されると、思い通りの政策が進められなくなる。

米国でいま、多くの国民がトランプ政権に異を唱えているのは、ガソリン価格や食料品などの値上がりだけでなく、トランプの経済政策への本質的な疑念が生まれているからで、トランプとしては今後しばらく辛抱の時期が続きそうである。

変わる常識

時代と共に、これまで世間に流布していた常識が変わっていくことがある。

たとえば、『酒は百薬の長』という言葉。昔から適量の酒は心身によい影響を与えると考えられてきた。日々のストレスを緩和し、血行を促進して食欲を増進させるとも言われてきた。

国税庁のHPにも、「飲酒は、精神のストレスを和らげ、血行を促進し食欲を増進するなど健康を守るうえで、一定の効果を生むものと考えられます」との記述があった。だが今年3月、この一文が削除された。というのも、内閣府食品安全委員会の食品安全モニターがこの記載に訂正要求を突きつけたからだ。 

それは現在の科学的知見によると、アルコールに適量が存在するわけではなく、飲酒の量が多いほど大腸がんや乳がんなどのリスクが上がることが証明されはじめてきたためだ。がん予防の観点からは「安全な飲酒量は存在しない」との見方が主流になってきており、世界保健機関(WHO)なども「お酒に安全な量(適量)はない」という厳しい姿勢をとっている。

また国立がん研究センターは今年6月、「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」の第3版を刷新し、飲酒に関する推奨度をこれまでの「節酒(ほどほどに)」から「飲酒を控える」へと厳格化させている。

がん予防の観点において「安全な飲酒量は存在しない」との考え方に変わってきたのである。”飲んべえ”のみなさんはどう思われるだろうか。

またしても北朝鮮の弾道ミサイル

北朝鮮が10月12日、またしても戦術弾道ミサイル(少なくとも2発)を日本海に向けて発射した。「またか」というのが正直な反応だが、ミサイルが韓国や日本の領土に着弾していれば大問題だが、今回も日本海に落ちているので、両国はいつものように大きく騒ぎ立てるわけでもなく静観している。

2発のうち1発は900キロ以上も飛んでいる。もう1発の飛行距離は約220キロ。北朝鮮がミサイル発射を繰り返すのは、韓国や米国、さらに関連国に対する威嚇だけでなく、米韓の結束の切り離し(デカップリング)、対米交渉力の獲得、さらには日米韓のミサイル防衛網の突破が狙いであるといわれている。

ただ金正恩委員長の究極的な目的は、本人も述べているように、南北朝鮮の平和統一などではなく、韓国を「永遠の敵」と宣言しているとおり、韓国を「永久に排除する」ことであると思われる。韓国の同胞に対する愛着などは一切みられず、冷酷に突っぱねているところが金委員長らしい。

金委員長は今後、核弾頭の生産を加速させて幅広い運搬システムも構築していく予定であるという。軍事力増強が流れに乗ると、人間の性(さが)として「機会があれば使ってみたい」という流れになるはずなので、暴発して極東アジアで戦争が起きないことを祈りたい。