今朝、仕事場にいく電車の中で、前の座席にいた50歳前後に見える男性があまりにも疲れた様子なので、思わず「大丈夫ですか」と声をかけたくなった。月曜日の朝なので、週末の疲れが出ているのかもしれないが、これから仕事をするにはあまりにも力が抜けてグターとした姿態なので、まったく知らない人だったが心配になった。
今年3月、ギャラップ社が発表した「仕事への熱意」という調査で、日本は世界139カ国中、最下位であったことを思いだした。同調査では仕事に熱意を持って働く日本人はわずか6%しかいないということなので、当時「日本人よ、このていたらくはいったい何だ」と口にしたのを思いだした。本当に6%という数字なのかはいささか疑問であるが、確かに電車に乗っていて疲れた表情の人が多いのは事実である。
元気がないことと仕事への熱意は違うが、やる気が漲っている人は表情や身のこなしにも自然に出るもので、グタッとした人がバリバリと仕事をし、部下をぐいぐい引っ張っていくとは思えない。通勤時、「これから楽しい仕事が待っている」と思っている人が少ないということは、日本社会全体にとって決してプラスではない。
ただ、元気がない割には日本経済は企業の高い設備投資意欲やAI・半導体関連の需要、底堅い個人消費など、決して悪くはない。仕事への熱意が最下位であるのに対し、経済は数字上ではトップクラスを維持しているので不思議だ。社会は安定し、戦争にも加担せず、平和が保たれている。多くの人がもう少し仕事を楽しめればいうことはないのだが・・・。

